有名なシリーズ「相棒 劇場版Ⅳ」。
何だかんだで支持されている作品です。
劇場に行くほどではないのですが、放送は見ています。
一時期巷をにぎわした「テロとの戦い」が主題です。
冒頭の場面は、凄惨としかいいようがありません。
10歳の子供にとっては、あの状況のみで、トラウマとしては十分すぎるくらいです。
政府の強硬姿勢によって見捨てられたその子が7年後成長した姿で現れた、どうやって、何故?
という話です。
既にご存知の方も多いと思うので、簡単に。
裏主題としては、トラウマと、忘却が該当すると思いました。
日本人は忘れっぽく、当事者意識が乏しいので、支配者にとっては真に有り難い国民だろうと思います。
権力側の罪だけでなく、日常に埋没している大衆の罪も扱っており、中々重い題材でした。あくまで、娯楽作品として作られており、説教めいた様子は微塵もないので好感が持てます。
お馴染みの顔ぶれが作品の駒として動き、ゲストとも調和が取れており、総じていい出来だと思います。
難点としては、エリート役の人が、いまいち賢そうに見えないところですかね。
犯人役の方が賢そうに見えました。
自力で生きている設定だし、当然かもしれません。
水谷豊「4回目の夢かなった」 反町、及川、仲間ら相棒ファミリー14人が集結 映画「相棒-劇場版4-」舞台あいさつ1
右京さんは、いつまで現役なのでしょうね。