ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド


タランティーノ監督最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」海外版予告編

 

有名なシャロン・テート殺害事件から発想を得た作品。

事件については良く知らないまま見た。

 

1969年のハリウッド。ベトナム戦争の真っ只中。

ディカプリオ演じる主人公は、50年代のテレビスター。

今は落ち目だが、仕事は真面目にこなす。

ブラッド・ピットは主人公のスタントマンの役。

主人公に雇われており、基本的に一緒に行動する。

 

スタントマンはある日ヒッピーの少女と知り合い、彼女が仲間と住んでいる場所に

覚えがあったのでついていくことに。

昔の仲間は特に痛めつけられる事もなく平穏に暮らしているらしい。

彼らは乗馬のガイドで生計を立てているようだ。

 

「よそ者」である彼が乗ってきた車のタイヤはパンクしていた。

直させたので、逆恨みされた。

その車は、雇い主である主人公の物なので、主人公宅が攻撃される事に。

主人公の家はシャロン・テートの家の隣である。

 

ヒッピーがあそこまで攻撃的なのは、「なめられたら終わり」だからか?

女性が多かったのは、男性は出征しているからだろうか。

時間潰しにテレビを見て、性に関心を示すだけでは、家を出た甲斐がないような

気もするが、元手も、特別な才能もなければあの程度の事しか出来ないようにも

思う。

カルトに飲み込まれそうな気配はあった。

 

この映画の世界では、主人公宅が襲われた事で、シャロン・テート宅の襲撃は

なくなり、彼女たちは存命という事なのだろうか。

 

だったら嬉しい。

自分の出演映画を見て喜んでいる彼女は、可愛らしく、魅力的だった。

この寓話の中だけは、幸せな時間を。

 

そう思える、考え抜かれた素敵な寓話だった。

映画が好きな全ての方にお勧めする。

 


(日本語字幕)ブラピ&ディカプリオ 二大スター共演 映画“ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド”インタビュー 1/2