しあわせの雨傘


映画『しあわせの雨傘』予告編

 

工場経営者の妻。

創業者は父親だが現在は婿殿が経営者。

 

舞台は1977年のフランス。

主人公は「平凡な」妻。

成人した二人の子供がいて、夫は秘書を愛人にしている。

娘は離婚を考え、息子は交際中。

 

どこにでもいそうな家族の光景。

ある日夫が従業員と殴り合い、興奮して倒れる。

そこで代わりに創業者の娘であり社長夫人である主人公が経営側代表として従業員と

交渉する。

要求内容はトイレの改装と労働時間の短縮、賃金上昇。

 

日本の映画ではストライキは扱わないような気がする。

家庭の問題と職場の問題が影響しあい、改善していく。

主人公は自信を取り戻したが、夫はそれを受け入れなかった。

 

最後は離婚を考えていた娘は夫に拘り、離婚は考えていなかった主人公が離婚調停。

主人公は議員に当選。

愛人だった秘書は自立し、議員秘書に就任。

秘書のセリフが秀逸。

主人公の不倫はばれていなかったらしいのは笑いどころか。

 

皮肉と冗談が良く効いている。

日本映画と違いカラッとしていていい。

人生を投げ出すな! 

 


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