麻薬取締官と諜報担当の軍人が、知らずにコンビを組む話。
マフィアの調査のために売人の真似をした人間同士が知らずに一緒にいる、
というのは設定としてもご都合主義。
互いの正体がばれてから面白くなる。
主人公は20くらい年下に見える同僚と関係を持っていた。
訳アリだったし、セリフでも突っ込ませていた。
時代は変わったのか?
CIAと麻薬の関わりもネタにしていた。
邦画だったら、悲壮感漂う音楽が流れるだろう場面も、
テンポの良い乾いたビートで、ありきたりの日常の延長にすぎない、
という厳しい展開になっている。
邦画でも米国を見習って娯楽作品にももっと社会的事象を盛り込んで欲しいものだ。
偽者が本物になって終了、というのは無難だがホッとする。
真面目に見たらバカバカしい展開もあるが、私はこれはこれでいい。
バディものが好きな人はお勧め。
協力しても、完全には信用していないところもいい。
笑いとアクションで、気分転換にちょうどいい映画。
こちらは本を守るために戦う映画。
歴史修正主義者が増加するなか、見てみるのもいいかもしれない。