もののけ姫を思わせる映画。
あれは主人公は人だったが、こちらは妖精。
森林伐採で森を追われ、文明と遭遇し、人の集落で暮らす。
どちらかが真似をしたというよりは、アジアに共通の考えなんだろう。
日本の方が辺境で、影響を受けた側だから、日本の方が真似かもしれない。
主人公は猫型の要請。
デフォルメされた可愛い絵柄。
舞台は現代の中国。
主人公が関わる存在は、皆一昔前の服装をしている。
いわゆる庶民の服装ではない。
あれは妖精の記憶に残る人の装束、ということなのだろうか。
文明の利器に甘えて暮らしている人間としては、何とも言い難い題材だが、
過剰な森林伐採は、止めるべきだと思う。
アマゾン、東南アジアと森林の伐採はここ20年でかなり進んだと言われる。
中国の森も伐採されている。
これらの森林減少には、日本も関係がある。
他人事ではない。
最近持続可能な経済活動と宣伝されているが、気楽にゴミとして捨てない、
道端に投げずに責任もって処分する、ということを各人が行うだけでも
マシになると思う。
雨の日の水路、道端のゴミ、あれを見ればゴミ捨てには注意するようになると
思うのだが。
映画の話だが。
善悪が逆転する、というある意味お決まりの展開だった。
話の展開としては、あれしかないような気もするけど。
アクションも派手だし、主人公は可愛いので、見て損はしない。
子どもも、大人も楽しめると思う。