東京から故郷の島に戻って来た主人公。
彼女の祖母ナビィの失われた恋物語。
主人公は故郷の祖母の家に泊まっている。
料理の注文を受けていたから、民宿を営んでいるのか?
それとも食堂?
主人公は定期船で島に戻ったのだが、乗客に見知らぬ老人がいた。
幼馴染に聞いても知らないと言う。
その老人は島の占い師に言われて故郷を離れたナビィのかつての恋人だった。
墓参りのために帰島していたのだが、ナビィとの再会に喜び合う二人。
ナビィの夫は健在。
どうするのか?
領主の意向?で別れた二人が再開してやり直す。
ロマンチックだが、現実に家族があるなか簡単にはいかない。
自分の人生を取り戻すナビィと、新たに島でやり直す主人公。
祖父母と孫の人生の再出発の話だった。
全編挿入される音楽も、登場人物が歌う場面も、賑やかでありながら
しんみりもし、ゆったりとした時の流れとともに、殺伐とした現実を
見つめ直すには良い映画。
家族で見たらかえってもめるかもしれない。