ハンナ


www.youtube.com

 

現在ではデザイナーズベイビーも実現可能となったので、遺伝子操作も現実的な課題

となった。

 

舞台はどこかよく分からないが、「合衆国云々」と言っていたので、米国でいいのだろう。

 

主人公の少女は、父と森で生活をしていた。

狩りや勉強、体術の訓練も行っていた。

彼女が森から離れるときが、この生活の終わりだという。

「自分は助けられない」という父。

 

主人公は何故か追われている。

それを知るため行動する主人公。

父から「ベルリンに向かえ」と言われた事を頼りに。

 

この類の話は、私はそこそこ見ている。

「普通」とは異なる生い立ちの子どもが、成長して葛藤する事は、昔からある普遍的な物語であるとも言える。

遺伝子操作云々は、やはり一般的ではない分、分かりやすくもあるが、それほど特異な事案ではない。

 

この映画も、特に斬新な展開はない。

主人公への悪意も、個人的なものではなく、大人として保護する人や、気に掛ける子どももいる事で、それほど悪い環境とは言えない。

拷問の場面もないので、安心して見られる。

 

デザイナーズベイビーはともかく、体外受精代理出産などは一般の人でも関わる。

出生前診断も、ある意味該当するか。

いつでも苦労するのは大人ではなく赤子本人だという事を、忘れず、考えてみて欲しい。

軽々しく、他人の事情に口を出し、「血を分けた子どもでないと」などと発言する事は慎むべきだと思う。

 

導入の風景はきれいだった。

 

 

tanosiieiga.hatenablog.com

異形の子どもとして生まれた犬王と琵琶法師。

 

 

tanosiieiga.hatenablog.com

安全の為に確保される「子ども」。

 

 

tanosiieiga.hatenablog.com

「普通」の子どもたちが薬品で病気になる。