シリアス作品の印象が強いデンゼル・ワシントンのアクション映画。
冒頭から訳アリの場面で始まる。
主人公の設定等予備知識ゼロで見たので、最初は良く分からなかったが、
いわゆる「悪党」関連のもめ事を何とか始末する人らしい、というのは何となく
想像出来た。
仕事で「殺し」も行って来た元軍人の悲哀、というのはアメリカ映画では良く
取り上げられる問題だが、これはいわくつきの過去を持つ人間同士の案件に
巻き込まれた周囲の人間の恐怖を題材にしているのが、斬新な点だと思う。
主人公のおかげで亡くなった人もいれば、主人公のおかげで人生に真剣に向かい合える
ようになった人間もいて、これが人の縁というものか、と実感出来たりもする。
ひたすらのアクションで、内容は単純だが、社会問題も物語の中で扱われており、
日本のやたら深刻ぶった「社会派」映画と違って米国の映画業界の層の厚さを
思い知った。
映画『イコライザー2』デンゼル・ワシントン インタビュー映像