IT イット”それ”が見えたら、終わり。


映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』予告編【HD】2017年11月3日(祝・金)公開

 

昔「IT」を「イット」と発音した首相がいたことを思い出した。

 

怖い話だった。

だが、血みどろは意外と少なく、ホラーの苦手な私も最後まで面白く見れた。

ホラーよりはサスペンスより。

一番怖いのは人間だという事が今作でも遺憾なく発揮されている。

 

主人公の少年、ビリーの弟・ジョージが冒頭で不審死。

家に帰るのが一番怖いとまで親から追い詰められている。

親しくなった少女は、父親から性的に見られ、緊張した毎日を過ごしている。

 

子供の命と恐怖を食べるピエロよりも、子供を追い詰める人間の方が悪質。

ジョージが可愛い子なので、残酷さが際立っていい。

大人を頼らず、主人公たちだけで決行したのも好感度高い。

確かに青春映画だと思う。ちょっと早い気もするが。

 

ろくでなしの父親から解放された事が一番めでたい。

面白かった。

 


ペニーワイズ 1990年 VS. 2017年

 

人間だと思ったが人外だったのだろうな。

 

 

 

 

 

ナイトミュージアム エジプト王の秘密


映画「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」予告編(150秒)

 

人気作「ナイトミュージアム」シリーズの完結編。

ロビン・ウィリアムズの遺作かな?

歴史上の人物や骨格が動くという、子供の頃誰もが空想した物語を映像化した

愉快な作品。

 

現在一部で言われている「少年の心」は、エロ妄想ではなく、こういうワクワクする妄想だと思う。

 

博物館の展示品を動かしていた不思議な力は、エジプト王の石板だった、という事で

それを返還する顛末を描く。

ユダヤ人である主人公がエジプト王に皮肉を言うのはキリスト教への皮肉でもあるのか?

 

単純なお話だが、ここまで娯楽作品として描写してくれるのは立派。

米国のエンターテインメント界の層の厚さを感じる。

 

館長は儲け役。

みんなで楽しめる映画。お勧め!

 


『ナイト ミュージアム』ベン・スティラーインタビュー

 

 

 

50回目のファーストキス


映画『50回目のファーストキス』予告

 

アメリカ映画のリメイク作品。

舞台をハワイにしたのはオリジナルへの敬意か?

 

正直、つまらなかった。

サイテー男が本気の恋に落ちてわけありの相手と生きていくというどこかで見たような設定。

そういう話には一定の需要があるので別に構わないが、バイトとはいえ客をバカにするのは良くないと思う。

 

そんなわけで主人公に共感出来なかった。

一目惚れに説得力を持たせる長澤まさみの魅力は流石。

彼女に魅力がないとこの話は成り立たないので、女優としての彼女には関心した。

 

福田監督のギャグは私の好みとは合わなかった。

悲壮感を持たせた方が良かったような気がする。

無意味な暴力場面もあった。

 

気楽に見れるので悪くはないと思う。

気分転換にはなるかと。

 


長澤まさみ、山田孝之とのキスの多さに「恥ずかしい」 映画「50回目のファーストキス」メーキング&インタビュー映像

 

億男


「億男」予告編

 

よくわからない映画。

主題は何だったのか? 考えてみた。

 

借金を抱えた男が高額の宝くじを引き当てる。

借金を返済しても十分余るほどのだ。

それを奪われた。

信頼していた友に。

男は友の過去を探る事にする。

 

ここで疑問。

主人公はもっと怒ってもいいのではないか?

借金がなくなり、十分な残金を見込める宝くじを奪われたのだ。

不思議なくらい冷静だ。

別居している妻子とはやり直したいらしいのに。

 

持ち逃げした犯人の昔の仲間を訪ねる。

羽振りの良い人間ばかりだ。

そこで金銭の空虚さ、「夢」に踊らされる人間の愚かさを見せられる。

金はゴミで、安心に値段を付けてやると。

彼らはそれで満足なんだと「仲間」たちは言う。

否定する言葉を持たない主人公。

 

最後は持ち逃げした犯人を許したらしい。

「解」を得た事で満足なのだろうか?

得手勝手な理屈ばかりだが。

借金は減らないのに。

それでも家族とやり直す夢は残っているから良しとするのか。

 

さっぱり分からない。

結局何が言いたかったのか。

金の空虚さか。

友や家族のかけがえなさか。

夢の美しさか。

 

それともただ無情に過ぎ行く時の流れが隠れた主題なのだろうか。

 

どちらにせよ、娯楽作品としては失敗だろう。

面白くない。主題も不明確だ。

佐藤健ファンにはいいかもしれない。出ずっぱりだ。

 

ギャンブルにハマった人にはおすすめ。

頭を冷やしてくれる。

 


『億男』 モロッコロケ&パーティシーンメイキング特別映像

 

三度目の殺人


「三度目の殺人」予告

 

弁護士が犯人の正体を探っていく推理もの?

 

殺人事件が発生し、犯人として逮捕・基礎された男は殺人の履歴があり、

累犯として誰も犯人でない可能性を考慮しない人間だった。

 

主人公は物証が見つからない事を気にしていたようだ。

 

犯人は被害者が経営している工場で勤務していた。

前科持ちを雇い入れている模範的な経営者。

だが実態は?

 

被害者にはやはり裏の顔があった。

しかし本題は犯人の内面だ。

 

彼は言う事がころころ変わり、何を考えているか分からず、累犯で、信用がない。

同僚の弁護士も匙を投げる。

だが主人公は何か気になる。

あまりにも自分と異なるからか。

頭の中身も、育った環境も。

 

終盤には、犯人は序盤に主人公が語っていた事を自分の考えのように口にする。

話がころころ変わっていたのはこのためではないか。

取り調べ担当・面談した相手の話を受けて自分の事として話す。

「被影響性」というものか。

 

「自分は人を傷つける」と犯人。

「空っぽだ」と語る最初の事件の捜査員。

 

彼は最後は何かを見出して死ねたのだろうか。

 

深刻な題材を真面目に取り組み、映画化した。

できれば、娯楽作品にまで仕立てて欲しかった。

日本の司法の問題点についても取り上げているので、大勢の人に見て欲しい。

 

主役と犯人の二人の俳優は意外と容姿が似通っている。

敢えての配役かもしれない。

 


福山雅治 ✕ 役所広司 スペシャル対談(映画「三度目の殺人」)

 

 

沈黙の鎮魂歌


沈黙の鎮魂歌(字幕版)

 

日本では何故か「沈黙の」と名付けられているスティーブン・セガール主演映画。

軍人設定をよく見たような気がするが、これは元マフィアで現作家。

相変わらず滅法強い。

 

娘の結婚相手がかつての仇敵であり現在もマフィアのボスである男の息子。

娘は検事らしい。

免職に追い込まれないのが不思議なくらいだが、厳格に法が適用されているのだろう。

良い事だ。

元妻の再婚相手はマフィアの弁護もする弁護士。

いわくありげだ。

 

結婚式を目前に母娘は襲撃される。主人公の復讐が始まる。

 

内容は単純明快だが、とにかく派手なアクションで見させる。

娘婿になる人物は悪い人ではなさそうだが、頼りない感じ。

父親は強面。

警察は主人公頼み。

映画だから問題ない。

 

最後は一応解決したらしい。

しかしこういう作品ではいつも主人公の子は娘だな。

息子を助けに行くでは様にならないのだろうな。

 

気楽に見れるB級作品として模範的な作り。

幼児には見せられない。

 


セガールからメッセージ1

 

ロング・ウェイ・ノース


映画『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』予告編 祖父の名誉のために少女は北極点を目指す

 

欧州のアニメ映画。

日本の写真のように克明に書き込んでいるアニメを見慣れた目には、新鮮だった。

アニメーターの労働条件が問題になっている中、絵柄を工夫すれば「手抜き」呼ばわり

されずに上質なものが作れるのではないかと思った。

 

19世紀ロシアの貴族に生まれた少女の冒険譚。

敬愛する祖父が北極点を目指す過程で死亡。

高額な軍艦が放置されている事に皇帝が不快感を示し、一族の社会的地位も危険に。

少女は自分と祖父の名誉のために軍艦を求めて旅に出る。

 

年齢・性別を問わずに楽しめる良い映画だと思う。

文字が多めの絵本のような雰囲気。

忙しない日常に疲れた方はどうぞ。

 


レミ・シャイエ監督からのメッセージ