実話の映画化。モデルはサムソンだろう。
高卒女子社員3人組が主人公。
どんなに優秀でも高卒というだけで昇進は期待出来ない。
制服着用。男子の高卒社員はいないのだろうか?
それとも女子の高卒のみ?
日本でも女子のみ制服着用という職場はあるので似たようなものだろうな。
「グローバル化元年」を銘打った1995年、大企業である勤務先にも米国人の社長が
就任。
会長の息子が工場長から常務に出世。
会社の方針で英語を習得すれば昇進できる、という事で張り切る主人公たち。
だが、偶然工場排水が汚染されている事に気付いた主人公は、という話。
事務書類の場所を把握している人、アイデアと人脈のある人、数学の天才と、それぞれ
性格や考え方の違う3人が、強みを生かして協力し合い、現状を打開していく様は最高。
政府の意向である英語習得を利用して米国企業の計画を阻止するのも気持ちいい。
厳しい時は女性、ある程度方針が決まったら男性が出てくる、というのは権力の所在
は何処にあるのかを示す端的な事例だと思った。
知性と行動力と団結でより良い将来を確保した彼女たちに拍手!
最後の主人公の一人の台詞
「そろそろ私を見つめるのは止めて、自分の人生を見つめたら?」は傑作だった。
お薦め!
主役が出演。朝鮮戦争が題材。日本にも関係あり。良ければどうぞ。