実写版の「時をかける少女」。
アニメ版とは主人公の性格設定が大分違う。
微妙に浮世離れした感じがあるのは共通点かな。
16歳の高校生3人組。
男子二人と女子一人。
創作物では割と多い組み合わせか?
恋愛感情はあまりなさそう。
しっかり者だが、老成した物言いをする主人公は、ある日学校の実験室で薬品を
吸い込んで倒れた。
その後、奇妙な夢を見るようになる。
何故か直近の未来を見えるようになった。
夢で見たおかげで現実の問題にも対処できるのだが。
この話が人気あるのは、あの時ああ出来ていれば、と思った事が誰にでもあるから
だろうかと思った。
無論私もある。
だが、言っても仕方ない事だ。
この主人公は、その能力を得た事で苦しむ事になる。
その謎を解くために、友を問い詰める。
だがその友は。
記憶の改竄が裏の題材かとも思う。
だが、大抵の人が自分で何らかの形で記憶を改竄しているともいう。
過去は美化されるのは、典型例だ。
誰でも、醜くて辛い現実よりも、美しい物語を好むからだ。
改竄した記憶に頼っていては、原因の解明は出来ないし、悪質な人間に付け込まれる
危険も負う事に成りかねない。
厳しくても、事実を知るべきなのだ。
少々ほろ苦い最後の場面も、現実を思わせていい感じだった。
余談だが、教師役の根岸季衣は、ホットパンツで、素足だった。
せめて、ハーフパンツにしておけば良かったのに。
昔は、教師の服装も意外とさばけていたのだろうか。
きれいな歌声。