モヒカン故郷に帰る


映画『モヒカン故郷に帰る』予告編

 

売れないバンドマンが結婚報告に一時帰郷するという話。

 

「不良」を思わせる髪型のおかげか故郷で不愉快な目に合わず気持ち良く過ごせる

主人公。

 

折悪しく(運よく?)父親の体調不良が発覚し、家族のため奮闘する事に。

 

地元の学校の吹奏楽部の演奏も主人公のおかげで格好がつく程度にまでは上達した。

 

結婚式も挙げて親孝行できた。

 

取り敢えず良いこと尽くめだ。

悪人が出てこない事で気持ちよく見れる。

 

この映画は現代の寓話なのだと思う。

ひとり親家庭も珍しくなくなったし、両親が揃っている、帰るべき故郷がある、

という事もこれからは貴重なものとなっていくであろう。

 

帰れる故郷が維持されている事を感謝しろ、という映画なのだと思った。

もう少し社会問題に切り込んだ娯楽作品が欲しいところだ。

人の感情の機微や揺らぎもいいけど、人は社会的動物である以上、

金銭と社会からは切り離せない。

 

妬み嫉みが付いて回るのも、社会的動物だからだ。

日本映画として、将来の発展のためにも取り組んでもらいたい。

 


主演・松田龍平×監督・山下敦弘!『ぼくのおじさん』 予告編

ほのぼのしたお話もそれはそれでいいけどね。

 

 

 

 

イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり


【公式】『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』2020年1月17日(金)公開/本予告

 

気球で気象調査に取り組んだ気球の操縦士と科学者の物語。

 

当時はフランスの高度7000メートルが最高記録。

それを塗り替え、天気予報というものを可能にした科学者。

気球乗りの夫の死を乗り越える操縦士。

 

勇気と無謀は紙一重

好奇心は前向きになれる原動力。

 

考えの違う二人が同じ目的で協力し合う姿も良い。

 

7000メートルを超えると空気も薄く、気温も低くなる。

科学者は伝書鳩やブランデーは用意しても、防寒着は省いた。

 

科学者が気を失うなか、孤軍奮闘する操縦士。

命綱なしで気球を上る。

まさに命がけ。

 

怖いもの知らず(覚悟して取り組んだ)の人たちのおかげで現在の科学技術の進歩が

あるのだと分かる。

 

努力と勇気を称える物語。

 

こんな時代だからこそ、健全かつひたむきに突き進む姿は素晴らしい。

彼らに拍手!


映画『博士と彼女のセオリー』予告編

同じ二人の主演映画。

 

この映画は実話を元にしているそうだが、学者は実在の人物で、

ジェームズ・グレーシャー。

気球操縦士のアメリア・レンは架空だが、夫婦で気球乗りのフランス人

ソフィー・ブランシャールがモデル。

実際に学者と行動を共にした気球乗りは男性で、ヘンリー・コクスウェル。

 

彼らの本を探したが、日本語ではなかった。

関連分野の本を紹介する。

 

グリニッジ・タイム
世界の時間の始点をめぐる物語
グリニッジ・タイム
著編者: デクレ・ハウス著
訳者: 橋爪若子訳
ISBN: 9784887217300
価格(税込): \3,080
判頁: A5変型判/282頁
刊行: 2007年9月
分類: 人文社会
在庫: 在庫あり
買い物カゴへ  詳細はこちら 
概要
時間を世界レベルで共有するという概念は、ほんの2~300年前に生じたもので、馬が最速の交通手段だった折には、大した問題ではなかった。では、いついかなる理由で時間の共有が合言葉になったのか?誰もが知るグリニッジ標準時の来歴について興味深いエピソードをまじえて物語は進む。

気象学者グレーシャーが所属していたグリニッジ天文台が舞台の物語。

誰もが当然の事として過ごしているグリニッジ標準時が成立した経緯を描く。

 

 

 

 
 
 こちらのレビューが良い。
suihou
VINEメンバー
2011年12月11日に日本でレビュー済み
形式: 単行本Amazonで購入
 

 気球から飛行機まで「飛ぶこと」に魅入られた人々の物語。

良ければ読んでみて下さい。

 

ニンジャ・アベンジャーズ


映画『ニンジャ・アベンジャーズ』予告編

 

妻子を殺された男の復讐劇。

 

アクションを見せるための映画。

 

ミャンマーが舞台だったのは日本が占領していたからか?

日本の武術が伝わったという逸話でもあるのか。

 

主人公の妻が何故殺されたのか不明だったが、最後には分かる。

ミャンマー麻薬王を消したかったからだそう。

 

主人公の道場は何か良く分からなかったが、

最後の締めは仲間のためという名目で隠蔽を行い犯罪を正当化する日本的なものの

描写だったのか?

どこの国にも大なり小なりあるだろうけど。

 

映画としてはあんまり・・・だが、アクションのキレはピカイチ。

アクションだけを見たい人にはお勧めする。

 


斎藤工が忍者に!映画「虎影」予告編 #The Ninja War of Torakage #movie

日本の「忍者」とどちらが良いかな・・・?

 

 

闇の歯車


瑛太主演!ハードボイルドサスペンス時代劇「闇の歯車」予告編

 

時代劇専門チャンネル制作の映画。

 

舞台設定は江戸時代で、多分江戸の町、という事くらいしか分からない。

 

素性不明の町人と、脱藩武士が主軸。

重層的な描写にしたかったようだが、居酒屋?小料理屋?のような場所で顔を

合わせる、というだけで特に関わりはないらしい。

若い男と遊女の組み合わせもあった。

 

「まともな」職業に就けない人々が犯罪で糊口をしのぐ、という話らしいが、

とにかく登場人物の描写が表面的、三文的で物語に厚みがなかった。

 

全体的に暗くて湿った感じ。

もう少しカラッと明るく描写出来ないものか。

愉快でなくても気晴らしにはなるものにしてもらいたい。

 

せっかく時代劇チャンネルとしての企画作品なのだから、新規顧客の掘り起こしに

繋がる見て楽しいものにして欲しかった。残念だ。

 

「時代小説」が好きな人なら見ても損はしない。

 


【特別公開!】瑛太×橋爪功 新作オリジナル時代劇「闇の歯車」ナビ

前田建設 ファンタジー営業部


映画『前田建設ファンタジー営業部』 予告

 

面白そうだったので見ることにした。

多少大仰な演出もあったが、期待通りだった。

 

ダム建設の実績ある会社が、宣伝活動の一環としてマジンガーZの「格納庫」を

WEB上で作成するため広報担当たちが頑張るお話。

 

私はこの話は全く知らなかったが、実話らしい。

無茶なアニメ描写に整合性をつけるために頭と技術を投入するのは楽しい。

 

最初はやる気のなかった主人公たちも、だんだん本気になっていく。

目先の経費削減や決まりきった仕事よりも夢を見れる仕事はいいよな。

 

「ボランティア」活動だった主人公たちだが、経費は出たのだろうか。

本業とは別だから体力的には厳しい。

注目を集められたようだし経費くらいは出ていると思う。・・・出ていてくれ。

 

誰でも一つくらいは好きなものがあるだろうからいい意味で自己投影できるのでは。

気持ちよく劇場を後に出来ると思う。

最後の場面はサービスカット?

正直よく意味が分からなかった。

エンドロールも気が利いているので最後まで見て欲しい。

 


✅ 一見無意味なことに本気で取り組んだサラリーマンたちを描く映画「前田建設ファンタジー営業部」(英勉監督)が、1月31日から新宿バルト9(東京都新宿区)で公開される。総合建設会社・前田建設工業(東京

 

マラヴィータ


マラヴィータ

 

FBIの保護プログラム下で生活する元マフィア一家の物語。

クライムコメディらしい。

 

正直コメディ・・・? という感じ。

とにかく暴力で解決!

笑える場面はあまりない。

 

急に引っ越して来た一家に隣人は興味深々。

覗き見趣味だと思っていたが、危険な隣人だったら困るのは自分たち。

知りたがるのもやむなしかと思える。

 

途中に描写される監獄の老人は何者かと思っていたが、最後には誰か分かる。

一家は四人で、姉と弟の子供がいる。

二人とも暴力を使って制圧してゆくが、姉は臨時教員に憧れる。

 

男の姉に対する態度は酷いのだろう。

でも仕方ないとも思う。

信頼関係を築く前に安売りしてしまった。

 

一家はまた日常に戻る。

マフィアの潰しあい。

特に感慨は湧かない。

コメディとしては暴力が多すぎる。

ロバート・デ・ニーロは10代の子持ちにしては老けすぎ。

せめて50代の俳優ならまだ良かったかも。

 


ロバート・デ・ニーロ「マラヴィータ」アリーナイベント 20131022

沈黙の処刑軍団


沈黙の処刑軍団(日本語吹替版)

日本で勝手にシリーズ化している沈黙シリーズ

これはその中でも「ストーリー」がない類の映画。

とにかくひたすらドンパチしたり殴り合ったりする。

アクション場面を作るためのお話という感じ。

そういうものこそ求めている!という人は見て欲しい。

 

マフィアで昔政府の仕事をしていて信用を得ている主人公。

その彼を追い落とそうとしている人物との抗争を描く。

悪役はミッションインポッシブルシリーズに「ルーサー」役で出演している俳優が

演じている。

演技は特に変わらない。

 

ひたすら暴力の応酬を見せる映画なので疲労感がある。

暴力に憧れている人もあれだけ見せられたらうんざりする可能性があるから返っていい

かもしれない。

 


『ピラニア3D』予告編

悪役を演じたビング・レイムス出演作品。

エログロ系? こっちの方が面白そう。・・・多分求めてまでは見ない。