新聞記者


松坂桃李&シム・ウンギョンW主演! 前代未聞のサスペンス・エンタテインメント/映画『新聞記者』予告編

 

話題の映画。

いそいそと見てきた。

政治の内幕、というよりは官僚の統治機構内での位置づけ、

政府と国家の違い、国民国家として長期政権の維持が国民のため、国家のためになるのか、という話だと思う。

 

首相の側近記者の犯罪隠ぺい工作を公務員に税金でさせるのは、不法行為で、

国家の私物化そのもの。

主人公の上司はそれが国のためだという。

恣意的な政権と国家の同一視が行われ、それが直接的な利害関係のない役人を政府の私兵として使うための名目になっており、官僚個人の言い訳としては「仕事」が使われる。

 

日本では「仕事のため」といえば大抵の事は通る。

不義理も、犯罪に近い事まで許容される。

主人公も、それを理由にしている。

だが、本当にそうだろうか。

実際に手を汚すのは自分だ。

本当に悪い者は、自分と縁通い者にさせ、責任転嫁を図る。

一度手を汚すと、言いなりになる人間として便利に使われる。

最初が肝心。

その事に元上司の死で気づき、我が子の誕生で決断する。

悪事の加担を拒んだ彼には困難が待っているが、前向きに生きられるだけ、恐らくましだろう。

 

記者も無論頑張ったが、この話では情報源があってこその記者、というのを見せつけられたので、言及していない。

 

民主主義どころか法治も危うい現状だが、それを黙認するのか、本来の国民国家日本を作るために戦うかは各人にかかっている。

 

取り敢えず、来る参院選では自公維と日本第一、N国、幸福以外の政党に投票すれば、

民主主義日本成立の可能性は近づく。

自分のため、未来のために行動して欲しい。

 


メディアと権力の関係問う 映画「新聞記者」秘話(19/07/07)