ハード・ソルジャー 炎の奪還


(vielle vidéo) SIX BULLETS - CRITIQUE POUSSIÉREUSE

 

邦題は微妙。原題の「6発の銃弾」の方が強烈でいい。

 

気楽に見たが、現実の社会問題を取り扱ったアクション映画。

主役のヴァン・ダムは若い頃の気取りがなくなり、厳しさと疲れが混じった程よい

カッコ良さ。

 

アメリカ合衆国の格闘家が試合のため家族連れで訪れた国。

そこは「金で何でも買える国。」

場所は聞き取れなかった。

 

アメリカ人の金髪を所望の顧客のため、格闘家の娘が人身売買組織に誘拐される。

その娘の奪還を図る話。

 

年端もいかない子供に売春をさせるとか、アメリカの捜査は厳しいから高額で取引

されるとか、娯楽作品なのに残酷な現実を突きつける描写の数々。

その組織に捕らわれていた別の少女が、自力で復讐するのだが、貧しい国の生まれ

だと自力救済が要求されるのだな、覇権国家は強いな、と認識させられた。

 

警察の上層部の腐敗の描写も盛り込まれていた。

 

女性は虐げられているが、カッコいい描写もあるので、女性に視聴をお勧めする。

勿論男性が見ても面白い。相変わらず体を張ったアクションを見せてくれる。

 

見て損はしない。お勧め!