中国と朝鮮半島の国境付近の火山白頭山が噴火したらどうなるか、という
アクションスペクタクル巨編。
噴火の映像に興味があったのと、主演二人の映画が面白かったので見る事にした。
日本も富士山が噴火した場合の避難云々というのは時々耳にするが、現実に準備している様子は見受けられない。
韓国のように映画を使ってシュミレーションしてみよう、という考えも特になさそうだ。
映画自体は、面白かった。
設定が荒唐無稽というのは、映画でいちいち主張するのは無意味だ。
核兵器の前向きな使い方を示した、というのは斬新でいいと思う。
米国と中国の、両大国に挟まれた韓国と北朝鮮それぞれの悲哀と、韓国人の同胞に向けられる何とも言い難い感情が見える展開だった。
噴火した場合の米国への避難を餌に任務を受ける主人公と、通信を押さえられている
恐ろしさ。
日米合同委員会が存在する日本も他人事ではない。
韓国には気概のある人がいそうだが、日本にはいそうにない。
国に尽くした挙句の末路も、曰く言い難い。
現場あっての司令部だが、現場次第なのはどの国も同じか。
最後は希望の見える終わりで良かった。
ちなみに韓国の大統領役は、金泳三にそっくりだった。
噴火や地震の映像の迫力もあるし、アクションも良かったのでお薦め。
イ・ビョンホン氏は二枚目を気取らず、役者としての力を見せた。
日本の俳優も見習え!
こちらは二枚看板の相方、ハ・ジョンウ氏の映画。お勧め。
これも面白かった。是非見て欲しい。
韓国の現代史ものは今の所外れ無し!