ある会社員


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いわくつきの「会社」に勤める人間の話。

 

人によっては「あり得ない」と思うかもしれないが、韓国は軍事独裁国だったし、現在も米軍の存在は大きいし、十分あり得ると思う。

日本も似たようなものだが。

 

表向きは製鉄関連企業である会社だが、殺しを生業とする営業部署があった、という

設定。

主人公は恐らく些細な理由で入社し、大した疑問も持たずその仕事を続けてきた。

アルバイトで働いている若者を「死んだ」事にして逃がしてやってから歯車が狂い出す。

 

優秀な社員として結果を出してきたと思しき主人公も、疑念を持ったら即排除の対象になるようだ。

 

温情措置として退社を容認する事もなく、ただ排除のため殺害処分されるのみ。

悪事を事業として行い従事するという事は報われる事はなく使い捨てにされるだけという事なのだろう。

 

一般的な業務でも使い捨てが横行している現状はやはり問題だな。

 

荒唐無稽と断ずる前に、一度現状の残酷さについて想いを巡らす契機にもなり得る

作品だと思うので、いい映画だ。

 

格闘場面は迫力だった。

ハリウッド映画の「ジェーソン・ボーン」シリーズが好きな人は楽しめるだろうから、お勧めする。

 

 

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独裁政権の怖さ。

 


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これは色んな人に見て欲しい作品。