「スパイもの」を中学生にやらせたらどうなるか？ という話。
結構面白かった。
UKの中学生、アレックス。
叔父さんが親代わりで、名前はイアン。
家事や雑用一般を行う女性ジャックと同居している。
叔父さんは仕事で留守がちなので女性が事実上の保護者。
ある日叔父さんが無言の帰宅をした事で主人公の怒涛の日々は始まった。
叔父さんは実はスパイだったのだ。
少年向けの冒険物語としてはワクワクさせられるし、いくらなんでも中学生を使い捨てにするなんてという疑念も沸く。
叔父さんの関係者からも批判は出るし、悪役にも批判させていたので一応バランスはとれていると思う。
スパイ映画やアクション映画で見る「お約束」もふんだんに取り入れられているし、
主人公が侮辱されたり的にされたりするというのも話に必要な範囲で抑えられているので、不愉快さはあまりない。
主人公だけでなく、身近な人にも見せ場はあり、無駄な登場人物はいなかったので、
よく工夫されていると思う。
最後に主人公を助けた人物は、年長者として保護する動きに出たという感じで好感を持てた。
この作品はお約束の演出が上手いし、性的な場面もないので、安心して見られる。
見る人を選ばないので、お勧めだ。
ドラマ化もされているらしい。
こちらは大学生がサメと戦う話。拾い物。
殺し屋が気まぐれで母子を助ける。出会いは大事。
暴走する力。力ある者の責任。まずは個人の尊重から。
