キアヌ・リーヴスが弁護士役の法廷もの。
いくつになっても老けないな。
17歳の息子による父親殺害の事件。
主人公は依頼人を無罪にするべく奮闘する。
実は映画の最後で真犯人が明かされる。
主人公は繰り返し発言する。
「証人は皆嘘をつく」と。
法廷で恥をかきたくないから。
誰にも明かされたくない秘密があるからだ。
それでは、被疑者である少年の証言は真実なのか?
陪審員は少年を信じた。
弁護士と依頼人家族は知り合いだった。
弁護士はもう君はこの事件で裁かれないと話す。
誰ももうこの事件では裁かれないとも。
一事不再理の原則があるからだ。
裁判は真実の解明ではなく、裁判が結審する事によって事実認定がなされる。
裁判所によって「事実」が作られる。
その側面に焦点を当てた映画なのだ。
裁判や司法の限界が描写されている。
警察や裁判所を信用している人にこそ見て欲しい映画だ。
面白い映画ではないが、一度は見て欲しい。
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