ニューヨーク市の市長選を舞台に行われる攻防を描く。
大都市の再開発事業での市長の裏金作りを争点にしているが、何処の国でも同様の問題があるようだ。
主人公はうだつが上がらない探偵で、元警察官。
知人である市長から夫人の浮気調査の依頼を受け、高額報酬に喜ぶ。
当の夫人からも手を引くよう打診があったが、そちらは断る。
だが、その後簡単に見えた案件の裏事情を知る事になるのだが、という話。
腐敗が当然になると再生出来なくなるのだな、という事を知れる作品だった。
主人公と市長の関係は謎だったが、終盤に理由は明かされる。
主人公の決断で作品の意図が変わるものだったが、映画なので前向きな結果となった。
日本だったら、罪を自明にするよりも黙って死ぬ人が多いのか?
だから悪くなる一方なのか?
権力の周囲で後ろ暗いところの全くない人はいないだろうが、それでも最後の一線だけは越えずに踏みとどまって欲しいと思うのだ。
そんなに難しい事か?
健全な競争によって、健全な社会は維持されると言える。
面白かった。
選挙も裁判も戦い。
選挙と代議制の意義は?
権利を求めての闘争。
選挙権を無駄にしないで欲しい。