スティーブン・キング原作の伝奇アクション。
霧で見えにくいのでホラーが苦手な人でも見れる。
正体不明の「何か」がいる、という話だが怖いのは人間、というのは一貫している。
巨大なワニのような皮を持つ蛇のようなものが人を襲う。
何かに取り込まれる。
何かの正体は良く分からない。
そこで熱心な宗教者が事態の解決ではなく、恐怖を煽って信者獲得に動く。
最初は神の怒りだったのが、最後は預言者？代理人？だかに自分の立場を変えていた。
宗教なので分かりやすいが、この類の人間はどこにでもいて、しかも容易に扇動者、
支配者になれるものだ。
冷静だった主人公の仲間を血祭に上げようとする。
反撃して脱出するが、途中で何かと行き違った。
あれが正体なのだろうか？
私はこの話の主題は「何か」の正体ではなく、宗教と信仰と暴力に表れる人間の怖さ
だと思ったので、正体が気になる人は凝視して考えてみて欲しい。
巨大な蜘蛛が出てきたが、指輪物語でも悪役で登場した。
キリスト教徒の共通理解なのか？
吸血するからだろうか？
吸血鬼なるものもあるし。
キリスト教のパンとワインというものが由来なのだろうか。
仏教徒である私にはピンと来ない。
最後の炎は消毒のためだろうが、浄化の炎でもあるのだろうと思った。
スティーブン・キング 血の儀式 (日本語吹替版) - 予告編
これは怖そう。「血」に拘るのはキリスト教由来？ 日本も血統主義だけど。
