51(ウーイー) 世界で一番小さく生まれた パンダ


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人間が考えた「パンダ視点」の物語。

企ては成功しているのか?

 

中国のパンダを繁殖・育成する研究施設で生まれ育ったパンダたちの物語。

幼子が自分のいる環境を「天国」などと評するだろうか?

 

未熟児が仲間と同じくらいの大きさに成長するまでを描いているが、何故この個体に焦点を当てたのだろう。

小さいだけで他に特に問題はなさそうな感じだった。

母親の育児放棄も、特に珍しい事ではないだろうし。

 

それより子どもが生まれた事、育児を指して「幸せ」と言わせている事が気になった。

パンダの赤子は母親の負担にならなそうな大きさだが、それでも出産はやはり大変な負担なのだという事は分かる。

 

主人公の51をもっと追いかけるのかと思ったら、そろそろ成獣という時期で終わりだったので、制作意図が謎な映画だった。

 

パンダを野生に戻す取り組みや、動物園に送られたパンダのその後については一切触れていなかったし、しかも51の描写も浅い。

せっかく映画にまでしたのに、もう少し工夫出来なかったのか?

 

人間視点のパンダの幸せというのも傲慢だし、いろいろ残念な作品だった。

 

 

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話す動物が出てくる。これくらい振り切った方が楽しい。

 

 

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親子の相克と愛情。「幸せ」と「名誉」とは?権力の怖さも。