これ以後日本でも「交渉人」という映画が複数製作された。
契機となった作品。
サミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペーシー共演。
そういえばスペーシーの性犯罪疑惑はどうなったのだろうか。
久しぶりに見たが面白かった。
細かい点は覚えておらず、新鮮な気分で見れた。
同僚の殺害疑惑をかけられた警察官が人質を取ってたてこもり、真相究明にあたる。
交渉相手として指名されたのが別の署で関わりのない人物。
仲間に裏切られたから赤の他人に依頼する主人公。
容赦なく射殺に動くアメリカの警察。
日本でもこの方向に動こうとしている。
恐ろしい話だ。
人質司法の上に銃撃まで加わったら逃げ場がない。
保険金詐欺の事件らしい。
どこでもある事件で、やはり人間の考える事は変わらないな。
最後の真犯人は想定外だった。
でもずっと出ている人物で、ぽっと出の犯人ではなかった。
最後まで緊迫感が持続する良い脚本だった。
泣かせる場面がなかったのも良かった。
ケビン・スペーシーの犯罪疑惑については不明だが、俳優としての彼は割と好きだった
ので、現状は残念だ。
だが、疑惑を解明してより風通しの良い社会になった方が望ましい。
娯楽産業としての米国の底力を実感させる映画。
ケビン・スペーシー監督作。
犯罪映画らしい。良ければどうぞ。