人気作品の3作目。
荒唐無稽なのはともかく、わざわざミイラを復活させて成敗するなんて失礼な話だ。
英国にも古代の王様はいるのだから、英国を舞台にすればいいとふと思った。
今回の悪役は始皇帝。
悪役にするのはまだしも、ステレオタイプな描写なのは気になった。
感情のまま臣下や民草を虐殺した事はないと言われている権力者なのにあんまりだ。
あと将軍は何故裏切ったのだろう。
上司としての始皇帝についていけないと思っていたとか?
まあ設定ありきで、理由は特にないのかもしれない。
主人公の一家だが、夫婦はさておき息子の無礼さは頂けない。
まあ当時の列強の中国やアジアへの態度を率直に示しただけとも言える。
最後の場面が上海租界らしいのも良くなかった。
欧米列強にとっては過去の栄光でも、中国にとっては屈辱の歴史そのものだろう。
もう少し他国への敬意を示すべきだと思う。
英国が好きで中国が嫌いな人なら楽しめる。
アクションは迫力があるし。
わざわざこの映画を見なくても他の事で時間を使えばいいとも思う。
不愉快な映画だった。
自国で墓荒らしをしている集団と外国まで行って墓荒らしをしている集団はどちらが
悪質なのか。
この映画を見ると、現実には始皇帝の棺があるはずの所は開けていない中国政府の判断は妥当だと思わざるを得ない。
主人公なら何をしても「正義」とはならない。
悪人を主人公にしない理由が何となくわかった。
この主人公は悪人ではないが、傲慢ではある。
形を変えたゾンビの復活?
この始皇帝は悪くはない。一騎打ちに頼るのは止めて欲しい。
これも悪くはないが、エジプトの人が見たら不愉快かもしれない。