ハッカーの視点から見た犯罪。
ハッキング自体は導入で実際の犯罪は偽造IDを使ったクレジットカードでの決済。
商品は時計や宝石。
割と一般的な犯罪なような気もする。
主人公はカナダへの移民の少年。
母親は銀行で働き、父親は仕事もせず飲んだくれ。
ローンでギリギリの生活。
主人公は大学に進学するため複数のアカウントを使ってサイトに何度もアクセスという
やり方で小銭を稼ぐ日々。
そこであるハッカー集団と関わる。
ある日母が銀行をクビになり、学費として貯めた現金を当座の生活費として母に渡す。
父親は浮気を疑ったり文句だけは言う。
そんな中進学を諦めた主人公は母をクビにした銀行への復讐のためハッキングを試みるのだが、という話。
仲間を得た主人公は目標を見失ったり危険な目にあったりもする。
ロマンスもあるよ。
黒幕は意外ではあるがありがちと言えばありがちな感じ。
実話が元ネタらしいので、当局が免責の代わりに協力者として使うというのは実際に
行われているのだろう。
主人公は帰国出来たのだろうか。
現実に人を動かすのはパソコンの情報ではなく物理的なもの、という事だろうか。
あまり暴力的な場面はないので年代は問わず見られる。
暴力や犯罪ではなく現実を変えるのは難しいのかな。
香港の現状。
SNSは世界を変える? 世界という概念はハイデガーが作ったらしい。
持たざる者がお宝を手に入れるには体を張るしかない。
安全圏で命令する側にならないと金持ちにはなれないな。