映画「スティーブ・ジョブズ」予告編 11月1日(金)全国公開
日本でもファンの多いアップルコンピュータ創業者であるスティーブ・ジョブズの
物語。
アメリカだから讃えられたが日本だったら総スカンだろうなと思える映画だった。
技術者である友人とコンピュータ事業を始める。
理解者である出資者を得て、どんどん大きな所帯・企業となっていき、主人公の
考えとは異なる人間が経営側に入り、株主の利益のために発言する。
IBMを凌駕するために主人公が迎え入れた経営者は、主人公を切り捨てる動きにでる。
追い出された主人公はどうするのか、というお話。
パソコンと会社経営の場面がほとんどで、甘い場面はなし。
何故解任動議までされるに至ったのか不明瞭だった。
米国ではあれで十分なのかもしれない。
主人公も十分ドライな人間なので、痛々しい印象は受けない。
ひたすら淡々とした事態の描写が続く。
日本の「お仕事」映画と異なりわざとらしい失敗をして問題を起こす人間は
出てこないので安心して見れるが、少し単調かも。
主人公の忙しない感じは一貫している。
やや背中を丸めた歩き方が特徴。
主人公の最初の理解者・出資者である人物の退任の時は一つの時代の終わりを感じた。
最後ワンマン体制になったのだろうか。
あれで良かったのか。
少し釈然としないものを感じた。
スティーブ・ジョブズ氏のファンには颯爽とした彼が見れる良い映画では。
私は特に関心がないので単調な映画だと思った。
アップルコンピュータ社の裏事情を多少知れるのでその点に関心がある人は見て損は
しない。
最後にオススメの主人公の名言を。
「人より上手くやろうとするな。人と違う事をしろ。」