「伝説の銃」を求めてのロードムービー。
流血は少ないので見やすい。
マフィアに使われている主人公と恋人。
女性の方は男性に見切りをつけようとしている。
主人公は失敗して殺されかけるも、ボスから伝説の銃を手に入れれば免責すると言われてメキシコに向かう。
ラスベガスを目指す恋人も途中で人質としてマフィアの関係者に捕まる。
このマフィアと恋人の珍道中は意外と笑える。
一方主人公はメキシコでパスポートを奪われたり、「伝説の銃」に絡む物語を聞いたり
しながら銃を手に入れるべく行動する。
銃は誰の手に、という話。
銃は細工は見事だと思うが、肝心の性能はどうなのだろう。
最後の場面によれば性能も素晴らしいのか?
伝説の銃については特別視される程の代物には見えなかったが、主役二人の珍道中を
見せるのがこの話の肝だとしたら、それでいいのだろう。
この映画は銃を題材にしているが、米国とメキシコの関係、という米国建国以来の
メキシコに対する態度・方針・考え、米国にとってのメキシコの位置付け等を匂わせるものだった。
隣国として関心を持つ、というというより一方的にちょっかいを出したり「面倒を見る」相手として遇したり、それは常に米国の都合でメキシコの立場はあまり念頭に置いていない感じが透けて見えるものだった。
それなりに見れるが、面白くはない。
主役の二人はあまり恋人に見えない。
西部劇が好きな人は意外と楽しめるかも?
冒険物語。こちらは男同士。気楽に楽しめる。
ブラッド・ピット主演。結構深い再生物語。
銃はあくまで殺しの道具。伝説として美化するのは如何なものか。