麻薬密輸と当局の暗闘。
1970年の英国。
米国から来た黒人男性と議員?の娘が恋人になる。
ある日中古自動車を販売している男性の下に銀行強盗の仕事が舞い込むのだが、という話。
黒人男性は麻薬の密売人で、英国のある有力者に売り込みに来ていた。
それを察知した当局は、議員の娘を男性に接近させて情報を得る。
麻薬の密輸を封じるべく当局は銀行強盗を装って情報を奪取しようとする。
実行犯として雇われた主人公。
仲間と犯行に及ぶも現場を押さえられそうになり、命がけで闘争するも、当局に脅しをかけたり、警察の腐敗を知ったりと情報が錯そうするなか、何とか家族ともども英国から脱出するべく仲間と懸命に戦う。
当局と主人公の目論見はある程度達成するのだが、議員の娘の最期は痛々しい。
身分に守られていても男の集団を前には不利なのは揺るがないようだ。
この話は実話が元ネタらしい。
まったく知らなかった。
記録は2054年まで極秘だとか。
それでも隠蔽改竄する日本より遥かにまし。
メモ書きすら嫌がるそうで、異常だ。
スピード感はあまりないが、見る価値あり。
不正や情報操作と戦う主人公。
「後見人制度」を悪用した犯罪。部外者はほぼいない。