子どもが「死者の国」に迷い込む話。
メキシコで年に一度の死者の日に催される音楽のコンテストに出場しようとする
主人公。12歳くらい?
彼の家では音楽は禁止なのだ。
演奏家の彼の御先祖が出奔したきり戻ってこなかったから。
出奔した音楽家の妻だった高祖母?が靴職人になり一家の生計を支え、一族でそれを維持している。
そんな中音楽を愛する主人公は、演奏家になるべく家にあるギターを持ち出そうとするのだが、という話。
誰もが一度は想像する「あの世」についてこれだけもっともらしい創作するとは、
ディズニーはやはり凄いな。
やはり人間社会だから、あの世もこの世と大して変わらないのだな、という感想だが。
祭壇に写真があればこの世に戻れる、というのも宗教の教えに沿っていて、素晴らしい。
宗教の意義を肯定している。別に宗教の存在は否定しない。
写真がないとこの世に戻れず、憶えている人がいないと消える、というのはどこの宗教でも共通概念なのか?
忘却が最大の罪、という話も思い出した。
憧れの人物との出会いや、主人公の存在による和解等、定番のつくりだが、それ故に外れない。長年トップを張っている企業は強いな。
主人公の飼い犬「ダンテ」は良かった。
最後もしかして一部があの世に?
王道の成長ストーリーはいいね。
なかなか良かった。
これは実話が元らしい。スッキリはしない。
これも家族の話。女性の戦いの記録。